ずいぶんブログをサボっていました。
2年ほど前に購入したD社製バランがジャンク箱から出てきた。
このバランは購入当初からなんとなくおかしかったもので、作成したアンテナはなぜかSWRが落ちず作成初心者の私のせいでSWRが落ちないのだろうとはあきらめていた。
その後バランは自作するようになったので、使用をあきらめていたバランであった。
近年身辺整理の為、不用品の整理をしているので、使用できないのなら破棄しようと思い、その後購入したアンテナアナライザーで測定してみるとなんとなんとSWRがめちゃめちゃ悪い。(これではいくらアンテナを作っても良くないはず)
改めて端子間の抵抗などを測ってみるとなんだか変。
中を開けて見たいのだが、インターネットなどでメーカー製のバランの解体などを見てみるとほとんど「のこぎりとかなづち」の世界で開けてみても詰め物で中が確認できないとあったのでこれでは破棄しかないかとあきらめていた。
しかし、このバランは裏に蓋が在り開けられそう。
ねじをはずしてみるがやはり蓋は硬くて開けられない。
どうせ破棄するのだからとだめもとで蓋をドライバーなどでこじ開けて見ると、充填物は無く、フェライトコアが見えた。
中身は一般的なバラン構造であった。
何故SWRが悪いのか。
防水のためと思われる糊状のものを剥がしていくと原因らしきものを発見。
どうも端子あたりの半田付け不良のようである。(電線がプラプラしていた)
状況はC国製電気製品の半田付けより悪い状況で良くこれで製品検査が通ったと思われるような半田付けである。
早速端子周りを整備し、半田付けし直しアンテナアナライザーでSWRを測定してみると、HF帯1.1、50MHZ1.2、60MHz以上は1.4になった。
メーカーの説明書だと75MHZまで1.1とのこと。
この半田付け(他の端子の半田付けもかなり疑問がある半田付け)からみてもともと怪しいものである。
というわけで防水に不安がありますが、破棄をしなくてすみました。
防水用のゲル(?)でも手に入れば処置はしたいな。
(このブログをみたメーカーさんが手を貸してくれるといいな~~~)
でも、開けられてよかった。メーカー製の作りも今後の参考になったし。
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